LINEみらい財団との共同研究による教材リリースのお知らせ
LINEみらい財団との共同研究として取り組んでまりいました情報モラル教育教材「SNSの上手な使い方を考えよう!」について,本日リリースされましたのでお知らせいたします。
本教材は,
①児童・生徒のトラブル実態にあわせてアレンジ可能な教材
②「リスクマネジメント」と「クライシスマネジメント」の視点
③学習者に「トラブルの当事者になりうる自覚」を促す
の3つのポイントから開発を試みました。
教材の内容は全7つのテーマ&ワークから選んで使用していただくことが可能です。
ぜひ,子どもたちの実態に応じて,日常の情報モラルのご指導にお役立ていただけますと幸いです。
なお,教材の詳細やダウンロードにつきましては,LINEみらい財団のリリースよりご確認ください。
講師就任のお知らせ
2021年4月より,東洋英和女学院大学国際社会学部専任講師として就任することとなりました。
これまでお世話になりました皆様,学校・企業関係者の皆様に御礼を申し上げるとともに,ご報告申し上げます。
引き続き,学校現場の情報教育・教育プログラム開発を中心とした研究活動を行ってまいりますので,
どうぞよろしくお願いいたします。
書籍出版のお知らせ
2020/3/25に『特別な支援を要する子どものためのネット・スキル・トレーニング』を発刊いたしました。
最近では,情報機器の利用が広まっている反面,特別な支援を要する子どもたちのネット・スキルをどのように育てていくかという点が課題となっています。本書では,具体的な教材や教育方法について,実証データを基に紹介しております。
私も執筆者として,執筆を担当させていただきました。機会がございましたら,ぜひご高覧ください。
学会誌掲載のお知らせ
これまで取り組んできましたLINEにおける子どもたちのリスク評価に関する研究成果について,
下記の学術雑誌へ掲載されました。
酒井郷平・塩田真吾(2020)「中学生を対象としたLINEでのコミュニケーションにおけるリスク評価の分析」,『日本教育工学会論文誌43巻(Suppl.)』,日本教育工学会,pp.153-156,2020年2月
ご指導いただきました先生方,査読者の先生方に心より御礼申し上げます。
日本教育工学会研究会開催の御礼
2019年12月14日(土)に東洋英和女学院大学にて日本教育工学会研究会を開催いたしました。最終的に95名の方にご参加いただき,各会場ごとに活発な議論が行われておりました。遠方までご足労いただきました発表者並びに参加者の皆様に心より御礼申し上げます。
また,研究会運営に際しまして,ご助言,お力添えいただきました日本教育工学会研究会委員の皆様に深く御礼申し上げます。有難うございました。
2019年度若手研究者奨励金採択のご報告
日本私立学校振興・共済事業団による「2019年度若手研究者奨励金」に採択をしていただきました。
採択された研究テーマは,「特別支援教育における情報モラル教育プログラムの開発と評価」です。
昨今,特別支援の子どもたちについてもネット利用によるトラブルが深刻化しています。本研究テーマでは,現在取り組んでいる情報モラル教育の知見を特別支援教育へ援用する内容を想定しております。
採択いただきました研究テーマの目的を達成できるよう,研究活動に邁進してまいります。
最後になりますが,奨励金を採択していただいたことを心より御礼申し上げます。
教材配信のお知らせ
文部科学省より,「情報化社会の新たな問題を考えるための教材<児童生徒向けの動画教材、教員向けの指導手引き>」が配信されました。
昨年度より,こちらの教材の検討委員として携わらせていただき,指導の手引きについても一部執筆を担当させていただきました。
ぜひ学校現場等でご活用いただけますと幸いです。
教材は,こちらよりご参照ください。
東洋英和女学院大学着任のお知らせ
昨年度3月に静岡大学より博士(教育学)の学位をいただき,今年度より静岡を離れ,東洋英和女学院大学国際社会学部国際コミュニケーション学科の助教として着任させていただくこととなりました。
本学では,大学生を対象に基礎情報科学やキャリア教育の授業を担当する予定です。
これまで,静岡では多くの先生方をはじめ,関係者の皆様に大変お世話になりました。
まだまだ未熟ですが,これからは一人の研究者として精進して参りたいと思います。
今後も多くの方々にお世話になると思いますが,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
書籍出版のお知らせ
2018/3/30に『行動改善を目指した情報モラル教育-ネット依存傾向の予防・改善-』を発刊いたしました。
ネット依存やネット依存傾向などのいわゆる「使いすぎ」は,情報モラル教育において,とても重要で深刻な問題です。
我々は,「自分は大丈夫」,「自分には関係ない」を問題意識として,どうすれば,「自分ももしかしたら…」という「自覚」を持たせることができるかという研究を行ってきました。「自分も使いすぎているかもしれない」という自覚を持たせることが,依存や依存傾向などの「使いすぎ」に関する指導の第一歩となります。
その上で,「使いすぎを厳しく管理する」,「ルールをきちんと守らせる」という他律的な指導ではなく,自分で工夫をしながら適切に使うことができるという「自律」を目指した指導についても研究を行ってきました。
いつか子どもたちは,教師や保護者の手を離れ,自立していきます。そこでは,自律的な行動,つまり自分で自分のネットやスマホの使い方を管理する力が求められます。こうした自律の力をどのように高めていくか,我々は「ルールの工夫」に着目して,研究がきちんと「行動改善」に結びついているかについても検証を行いました。意識を高めるだけでなく,きちんと行動に結びつくか,こうした視点を重視して研究を進めたことは,本研究の大きな特徴であると考えます。
ぜひご高覧いただければ幸いです。