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研究成果」カテゴリーアーカイブ

共同研究成果

GIGAワークブック2024 活用サイト
(LINEみらい財団×酒井研究室)

SNSによる社会への発信を考えよう
(LINEみらい財団×酒井研究室)

地域で考えるスマートフォン・SNS活用講座
(LINE株式会社×酒井研究室)
SNSの上手な使い方を考えよう
(LINEみらい財団×酒井研究室)

LINEみらい財団との共同研究による教材リリースのお知らせ

LINEみらい財団との共同研究として取り組んでまりいました情報モラル教育教材「SNSの上手な使い方を考えよう!」について,本日リリースされましたのでお知らせいたします。

本教材は,
①児童・生徒のトラブル実態にあわせてアレンジ可能な教材
②「リスクマネジメント」と「クライシスマネジメント」の視点
③学習者に「トラブルの当事者になりうる自覚」を促す
の3つのポイントから開発を試みました。

教材の内容は全7つのテーマ&ワークから選んで使用していただくことが可能です。
ぜひ,子どもたちの実態に応じて,日常の情報モラルのご指導にお役立ていただけますと幸いです。

なお,教材の詳細やダウンロードにつきましては,LINEみらい財団のリリースよりご確認ください。

 

書籍出版のお知らせ

 

2018/3/30に『行動改善を目指した情報モラル教育-ネット依存傾向の予防・改善-』を発刊いたしました。

ネット依存やネット依存傾向などのいわゆる「使いすぎ」は,情報モラル教育において,とても重要で深刻な問題です。
我々は,「自分は大丈夫」,「自分には関係ない」を問題意識として,どうすれば,「自分ももしかしたら…」という「自覚」を持たせることができるかという研究を行ってきました。「自分も使いすぎているかもしれない」という自覚を持たせることが,依存や依存傾向などの「使いすぎ」に関する指導の第一歩となります。

その上で,「使いすぎを厳しく管理する」,「ルールをきちんと守らせる」という他律的な指導ではなく,自分で工夫をしながら適切に使うことができるという「自律」を目指した指導についても研究を行ってきました。

いつか子どもたちは,教師や保護者の手を離れ,自立していきます。そこでは,自律的な行動,つまり自分で自分のネットやスマホの使い方を管理する力が求められます。こうした自律の力をどのように高めていくか,我々は「ルールの工夫」に着目して,研究がきちんと「行動改善」に結びついているかについても検証を行いました。意識を高めるだけでなく,きちんと行動に結びつくか,こうした視点を重視して研究を進めたことは,本研究の大きな特徴であると考えます。

ぜひご高覧いただければ幸いです。

学会発表のご報告

第32回日本教育工学会にてポスター発表を行いました

9月17日に大阪大学豊中キャンパスにて行われた第32回日本教育工学会でポスター発表を行いました。
発表内容は,「『リスクの見積もり』に着目した情報モラル授業の開発と評価-中学生のネットワーク上のコミュニケーションにおける行動変容を目指して-」というテーマで行わせていただきました。
本研究は,コミュニケーションにおける「これから起こるであろう結果の予測」について取り上げている教材の実践の成果について考察しており,LINE株式会社と開発している教材に関する内容です。
ポスターでは,幅広い分野の方からご意見を頂け,今後の研究課題や方向性について,再考することができました。

ポスター発表を聞きに来てくださった方,ご意見やご質問をくださった方々に改めて感謝申し上げます。
有難うございました。

研究成果が日本教育工学会論文誌に掲載

論文誌掲載のお知らせ

2014年よりLINE株式会社と取り組んでいる情報モラル教育の実践研究が
以下の論文誌にショートレターとして採録されました。

酒井郷平,塩田真吾,江口清貴(2016)「トラブルにつながる行動の自覚を促す情報モラル授業の開発と評価―中学生のネットワークにおけるコミュニケーションに着目して-」,日本教育工学会論文誌39巻(Suppl.),pp89-92